マジカ!を使って業務フローを書いたら、より良く改善したいと思うのが人情というもの。そして業務改善に効くと言われているのが、業務のIT化です。ところが一口に業務をIT化すると言っても、なかなか難しいものがあります。そこで重要なのが、要件定義という作業です。
■要件定義は難しい
業務に詳しい人はITの技術的なことはあまり知らないのが普通です。ですから専門家にお願いすることになります。一方で、専門家は技術的なことには詳しいのですが、業務のことはわかりません。でもわからないままにプログラムを作っても業務改善にはつながりません。だから、両方の橋渡しをするようなものが必要なのです。それが要件定義なのです。
ですが、お互いにお互いのことを知らない同志ですから、なかなか上手くコミュニケーションが取れません。だから要件定義は非常に難しい作業であるとされます。そのため、膨大な期間とコストを費やすことになっているケースも多々あります。しかし難しいと言い続けていてはIT化は進みませんし、目指す業務改善が実現できません。
■ 新入社員「コンピュータくん」に仕事を任せるには
そこで私たちは考えました。どうすれば要件定義をもっと手軽に出来るか。
そして「コンピュータくんに仕事をさせる」という発想が生まれました。
目指す目的は今の業務をITの力でもっと良くすることです。
ということは、ITに仕事を肩代わりさせるということになります。
では、いつ・何を・どのようにさせたいのか。
これはマジカ!で業務フローを作るときの各カードと同じ意味合いを持ちます。
そこで生まれたのが「ITマジカ!」なのです。
■これが「ITマジカ!」です。
ITマジカ!は全部で12種類のカードが用意されています。
その中でも肝はこの三枚です。
コンピュータくんは、利用者さんからの依頼即ちリクエストを受けて処理(機能:ファンクション)を行います。そして処理が終わったら返事(レスポンス)を返します。これは従来のマジカ!で人間系の業務フロー(ヒューマンプロセスとも呼びます)における、わたしへカード~はたらくカード~あなたへカードの流れと全く同じです。
そしてマジカ!のITカードと、ITマジカ!を組み合わせることで、人間系とIT系を合わせた本当の意味での業務の流れを押さえることが可能になります。
技術的な詳細はひとまず脇に置いて、コンピュータくんに仕事を教えるという概念で整理をする。この結果、従来の手法などと比較して、要件定義という作業における大幅な期間短縮と品質向上を実現しています。マジカ!は業務フロー作成の作業を飛躍的に改善しました。同様に、ITマジカ!は間違いなく要件定義の作業を大きく改善します。
■こんなときにも「ITマジカ!」
要件定義が誰でも簡単に書ける! それがITマジカ!です。ITマジカ!は次のような場合にも効果を発揮します。
・RFPの作成
昨今のIT化プロジェクトはある程度の規模になってくると、RFP(提案依頼書)というものを作成して開発を任せる業者の選定を行います。その場合には発注側がいかに明快なRFPを作成できるかがプロジェクトの成否を分かちます。ところが実際にはRFPとは名ばかりのものが多いのも事実です。RFPで重要なのは、「新しい業務をこのようにしたい」「そのためにこのようなIT化を実現したい」ということが明確であることです。このうちの前者はマジカ!で、そして後者をITマジカ!で書くことによって、業者に対して公平・公正でブレのないRFPの提示が可能となります。
・パッケージソフトの導入検討
昨今のIT化では、パッケージソフトの導入もかなり増えてきました。このような場合にはよくパッケージが想定している業務とのギャップ&フィット分析が大切だと言われます。ですが、ではどのようにすればギャップ&フィットがスムースに進むのか。そしてギャップがあった場合にどうすればいいのかを検討するときに、なかなか意識の共有が難しかったりします。ITマジカ!を使うことで、パッケージソフトの機能を業務フローと比較するのが容易になります。
・既存システムの更新・置き換え
既に業務システムが稼働しているという会社さんも多いことでしょう。その既存システムを刷新したいというケースも多々あります。その場合に困るのが、既存システムのどの機能を次のシステムにも引き継ぐべきかなどの判断材料が乏しいということです。ITマジカ!を使って既存システムの仕様をリバースし、そこから業務フローと摺り合わせていくということが可能になります。
・システム構築の見積にも
ITマジカ!は業務システムの主立った機能をカードで表現しています。そのため、カード単位で機能を数え上げることが出来るようになり、ファンクションポイント法などの定量的なコスト見積を適用しやすくなります。機能の追加などについて、発注側と受注側の認識のずれを大幅に低減することが可能になります。
・提案型営業にも
ソフト会社の営業さんにとっても、ITマジカ!は強い武器となります。技術チームに投げる前に自分の手元でシステム化の構想を取りまとめることが出来ますし、お客様にとっても専門的な用語を最小限にして、IT化の実現イメージを伝えることが可能になります。
■用途に応じたライセンス
ITマジカ!を出来るだけ多くの方々に利用して頂いて、どんどん業務のIT化を実現して欲しい。そして業務改善が進んで、もっともっと多くの会社が元気になって欲しい。私たちはそう考えて導入しやすいライセンス形式を採用しました。
◎自社のIT化を実現したい
いわゆるエンドユーザや情報システム部門向けのライセンスです。こちらは二種類あります。
・プロジェクトライセンス 98,000円(税別)
・コーポレートライセンス 980,000円(税別)
プロジェクトライセンスは、その名の通りプロジェクト単位で購入する形になります。複数のプロジェクトでITマジカ!を利用する場合には、プロジェクトの数だけご購入ください。まずはひとつのプロジェクトでITマジカ!の効果を体験してください。
コーポレートライセンスは、プロジェクト数に関係なく一社の中で自由にお使い頂けます。長期に渡って様々なシステムを構築・統合などしていく場合にお得なライセンスです。尚、グループ企業などにてグループ全体で利用する場合は関係する法人数分だけご購入ください。またコーポレートライセンスでは、他社向けにITマジカ!を使ったサービスを提供することは出来ません。その場合は後述するプロフェッショナルサービスライセンスをご購入ください。
◎他社のIT化を支援したい
いわゆるソフト会社・SIerやコンサルティング会社など向けのライセンスです。こちらは二種類あります。
・プロフェッショナルサービスライセンス(プロジェクト版) 298,000円(税別)
・プロフェッショナルサービスライセンス(無制限版) 1,980,000円(税別)
プロジェクト版は、プロジェクト単位で購入する形になります。無制限版はプロジェクト数の制限がありません。
◎個人でまず試したい
個人向けにお買い求め安いライセンスも用意してあります。
・パーソナルライセンス 19,800円(税別)
あくまでも個人利用であり、業務上の利用は不可とさせて頂きます。
◎ITマジカ!を販売したい
OEMライセンスを別途ご用意しています。まずはお問い合わせください。
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